借金減額シミュレーターって何？怪しいの？借金減額の仕組みや診断ツールの利用上の注意点

「借金の返済で毎日の生活するのが大変」とか「なんとか借金を減額できないか」という状況を何とかしたくて、インタ―ネットで検索した際に、

• 「あなたの借金が減らせるかもしれません！」
• 「払いすぎた過払い金を取り戻しましょう！」

というTVやネットの広告を見かけることがあります。

借金が減らせるなんて嘘みたいな話で怪しい！詐欺なんじゃないの？と思うかもしれませんが、法的に借金を減らしたり借金をなしにすることができる「債務整理」という手続きを踏めば、怪しくない方法で借金減額が可能です。

今抱えている借金をいくら減額できるのか？については、どうやれば分かるの？と思うかもしれませんが、「借金減額シミュレーター」「借金減額診断」であれば簡単に目安を知ることができます。

インターネットで24時間何時でも気軽に利用でき、実在する弁護士や司法書士が運営する法律事務所が運営しているものであれば、安心して試すことができます。

この記事では、借金減額シミュレーターの仕組みや、利用する上での注意点などについて、詳しく解説します。

次のように考えている人は、ぜひ参考にしてください。

• 借金を減額したい
• 借金を返済して再起を図りたい
• とにかく借金返済が辛いので、少しでも減るなら嬉しい

詳しく見ていきましょう。

借金減額シミュレーターとは？怪しい？無料で利用できる訳は決して怪しくはない！

借金減額シミュレーターとは、借金をどれだけ減額できるかどうか無料で診断することができるWebサービスです。

国が認めている借金救済制度である債務整理や過払い金返還請求などにより、借金を減らしたり借金を無しにできる可能性について知ることができます。

借金減額シミュレーターを使用することでわかることは、主に次の3点です。

• 過払い金が発生していないか？
• 債務整理（どの方法）で借金を減額できるか？
• 借金を減額できる金額は？

何度でも無料で利用できるため、借金を減らせたらいいなと思っている人から、毎月の借金返済に苦しんでいる人まで、幅広いニーズに対応できるようになっています。

診断結果を受け取るために、メールアドレスや電話番号を登録する必要はありますが、匿名でも利用できますので、個人情報が流用されたり漏れることはありません。

診断結果を活かして、実際に借金を減額できるかどうかは、あなたの判断と行動次第です。

借金に困っている人たちからの相談依頼を増やすためのツールでもある

借金減額シミュレーターが無料で利用できるのは、借金問題で困っている人の心理的なハードルを下げて、弁護士や司法書士が運営する法律事務所へ借金減額を依頼する人を増やすためです。

借金問題を解決するための手続きは、法律の知識を持つ弁護士や司法書士といった専門家の力を借りる必要がありますが、いきなり弁護士や司法書士へ依頼するのはハードルが高くなります。

そこで先ず「借金減額シミュレーター」を利用してもらい、具体的に借金をいくら減額できるか提示することで、気軽に相談してもらい、正式に借金減額を依頼してもらうために「無料」でサービスを提供しているのです。

なお、診断後の相談も無料で提供していますが、債務整理の依頼をしないといけないというわけではありません。

診断結果を受けて、相談や依頼は「不要」と判断したら、何も手続きをしないというのも選択肢の一つです。

その場合は、シッカリ自主返済していくように自分で管理しなければなりません。

怪しいツールもあるので注意して！借金減額シミュレーターを選ぶ際のポイント3選

Webサイトには、沢山の借金減額シミュレーターが存在しています。

実際にあなたが、借金減額シミュレーターを使おうと思っても、どのサービスを選べばよいか迷ってしまうことでしょう。

どこの借金減額シミュレーターを選べば良いか迷った時、選定するポイントを3つご紹介します。

• 実績のある弁護士や司法書士が運営する法律事務所が提供していること
• 必要以上に個人情報の入力を要求されないこと
• プライバシーポリシーの記載があること

それぞれ簡単に説明します。

実績のある弁護士や司法書士が運営する法律事務所が提供している借金減額シミュレーターを使おう！

まず、サイト内にある「運営者情報」より、提供元が弁護士や司法書士が運営する法律事務所であるか確認しましょう。

その上で、記載された弁護士や司法書士が運営する法律事務所の公式Webサイトを閲覧して、業務内容や債務整理の実績があるかどうかを確認しましょう。

名前や住所、家族構成など必要以上に個人情報の入力を要求されるものは控えて！

借金減額シミュレーターを使って、借金減額の可能性や最適な債務整理の方法を診断するのに、住所や勤務先の情報は必要ありません。

診断結果の連絡のために入力が必要な情報は、メールアドレスや電話番号だけなので、必要以上に個人情報の入力を求められないかどうか確認しましょう。

住所や勤務先など、明らかに不要な情報を求められる場合は、悪質業者である可能性がありますので、利用は控えましょう。

プライバシーポリシーの記載がないと、メールアドレスや電話番号といった個人情報の扱いに不安が残る…

個人情報保護法18条と24条には、事業者が個人情報を取得して利用する場合には、その取り扱い方針を「プライバシーポリシー」として公表することが決められています。

利用しようとしている借金減額シミュレーターの画面に、「プライバシーポリシー」の記載があるかどうか確認しましょう。

万一、プライバシーポリシーの記載がない場合は、個人情報がどのように取り扱われるか不安が残りますので、利用しないようにしましょう。

借金減額シミュレーターは、弁護士や司法書士が運営している法律事務所が提供していることが多いのですが、中には悪徳業者が関わっている詐欺サイトも存在していますので注意が必要です。

詐欺サイトの場合は、個人情報を悪用されたり、嘘の診断結果でさらに借金を背負わされたりする可能性がありますので、ポイントをしっかりチェックして利用してください。

借金減額を診断したい！借金減額シミュレーターの利用の流れ

借金減額シミュレーターは、実際に弁護士や司法書士がいる法律事務所まで直接相談に出向かなくても、パソコンやスマホに必要な項目を入力するだけで、24時間いつでも借金をどれだけ減額できるのかを診断できるサービスです。

借金減額シミュレーターを利用する場合は、以下の項目を入力するだけで結果が診断されます。

借金減額シミュレーターに入力する項目の一例

• 借入金額は総額でいくらか
• 借入はいつからか
• 借入期間は何ヶ月間（何年間）か
• 毎月の返済額はいくらか
• 何社から借入があるか

借金減額ができるとなった場合は、どんな方法で借金を減らせるのか？

借金減額シミュレーターで「借金減額できる」という診断結果が出る方法は、次の二通りの場合を想定しています。

• 過払い金返還を請求して払いすぎたお金を返してもらう
• 債務整理（借金救済制度）を利用して借金減額する

それぞれ簡単に説明します。

過払い金返還が発生していれば、払いすぎたお金を返してもらえる可能性あり！返ってくる金額によっては完済も目指せる

過払い金返還請求とは、借入している金融機関に、法律で定められた以上に利息を支払った場合、 支払い過ぎた利息（過払い金）の返還を求める手続きです。

法律に定められている利息は、低額ほど高く、高額になると低くなるように設定されており、案外いくらの利息を支払っているのか把握していない人も一定数いるものです。

そのため、過払い金がある場合には、もともと返済を予定していた借金と「相殺」することができるため、全体としては、返済の総額が減額できるという仕組みです。

債務整理（借金救済制度）を利用して利息や元本含めた借金総額を減額する

債務整理とは、法律で認められている「借金救済制度」であり、条件を満たせば誰でも利用することができます。

債務整理の手続きは、法律の知識と経験が豊富な弁護士や司法書士が行なうことで、将来発生する利息の減額や借金の返済額の減額や借金そのものの免除などを可能にする手続きです。

また債務整理には、「任意整理」、「個人再生」、「自己破産」の主に3つがあります。

任意整理
お金を貸している債権者と、お金を借りている債務者の間で「和解契約」を締結して、将来発生する利息のカットや返済期間の延長などで返済しやすくする手続き

個人再生
債務額をおおむね5分の1〜10分の1程度に減額する手続きで、裁判所に申し立て、返済計画の認可を受ける必要があります

自己破産
原則、債務者が所有する財産をすべて精算して、債権者の返済に充当することで債務を免除する手続き

あなたの現状と借金減額の目的に合わせて手続きを選ぶことになります。

債務整理をするとどうなる？債務整理のメリットとデメリット

債務整理は、将来発生する利息の減額や借金そのものの減額、免除などを可能にすることができる、法律で認められた「借金救済制度」であり、条件を満たせば誰でも利用することができます。

債務整理に共通するメリットとしては、手続きを行なうことで借金が減額できると共に返済に伴う取り立てなどが停止されることです。

毎月の返済に困っている人や返済を督促される精神的なプレッシャーに参っている人には大きな安心感を得られると共に再生に向けた再出発が容易になります。

その半面、債務整理の手続きを行なうことで以下のようなデメリットも発生します。

• 信用情報機関に金融事故情報として登録される（ブラックリスト掲載）…登録される期間は、任意整理は5年間、個人再生、自己破産は5～10年
• クレジットカードが使用できなくなる
• 新規クレジットカードやローンの契約ができなくなる
• 連帯保証人がいれば、債務は連帯保証人の元へ請求がいく
• 官報に氏名が掲載される（個人再生、自己破産）
• 動産や不動産など財産を没収される（自己破産）
• 職業が制限される（自己破産の手続き中）
• 引っ越しや海外渡航を制限される（自己破産の手続き中）

借金減額シミュレーターを活用して、借金問題の解決を図りましょう

借金減額シミュレーターの仕組みや利用上の注意点などを解説しましたが、いかがでしたか？

借金減額シミュレーターとは、インターネット上で無料提供されている、借金がどれだけ減額できるのか分かる診断ツールです。

実際に借金の減額を依頼したいという場合は、シミュレーターを提供している弁護士または司法書士が運営する法律事務所にお願いしましょう。

今抱えている借金問題を解決して、新しい人生をやり直したいと考えている方は、是非ここで解説した方法をぜひ試してみてください。

あなたに輝ける未来が来ることを念じています。